ヨガにある姿勢という世界

ここの所、ヨガから離れてしまっていたので、今日は少し休憩。
姿勢をヨガの世界観から見てみましょう。

常日頃から、
「ヨガティーチャーはヨガを科学的に理解する事も大切だが、科学や事実をヨガ的に理解・解釈する事はもっと大切!!!」
と言っているUZが考える、ヨガからみた姿勢です。

Body is a temple...
自分の身体は寺院だ。

ヨガを始めた頃、西洋人の先生のWSでそんなセリフを聞いた。
なんか、西洋の人に「寺」だの「禅」だの聞かされるのに違和感を覚えた反面、
寺や禅が何かも良く解らない多くの日本人と同じ、無知な自分を恥じたのを覚えています。

その後、ヨガを続け学ぶうちに、
Body is a temple.
の意味も理解しました。

ヨガでは、自身を宇宙や世界、時には礼拝の対象である寺院や神そのもの、神に供物を捧げる祭壇にも変身させます。

お腹の火アグニは「消化の火」とも言われますが、護摩供養で護摩壇の火によって煙となって供物が神に捧げられるように、自身が食べたものをお腹の火によって消化し神に捧げる・・・などと例えられたりします。

自身を世界に例える時には、背骨を須弥山と考えたり、チャクラに表される様に宇宙を構成する地・水・火・風・空「五大元素」(パンチャブータ)を身体で表現したりします。

座った時、地面に接する場所・・・ムーラダーラ チャクラ (地)
その少し上、下腹部・骨盤周り・・・スワディスターナ チャクラ (水)
お臍周り、腹部・・・マニプーラ チャクラ (火)
胸の辺り、心臓、肋骨・肺・・・アナーハタ チャクラ (風)
喉から上に・・・ヴィシュッダ チャクラ (空)
おまけに眉間・・・アージュニャー チャクラ(識)※これは物体でないので五大には入らない・・・

これらは、神様が世界を創られた順番とも言われています。

まず、空間。(空)
そこに空間があったから、世界が出来たか、空間を作って世界を創ったのかは解らないけれど、場がなければ始まりませんね。ビッグバンは空間の作成に当たるのでしょうか?

そこに風が吹きます。(風)
ビッグバンによる爆風?光?吹き抜け、突き抜けるようなEnergyが起こります。

すると、摩擦により熱が生まれ、雷が起きます。(火)
火の誕生。

火が起きると、熱が上空に上り、空気中の水から水蒸気をつくり雨を降らせます。(水)
水の誕生です。

その水はいろんな物質を集め、個体となります。(地)
大地の出来上がりです。


身体も同じ様に応用できますね。
物語を創造してみましょう。(UZ作)

先ず身体を創るための空間を創造し、そうしようと思った自分と言う神♂(識)は頭に留まります。(空)

そして、その空間にEnergyを巡らす為に風を吹かせます。(風)
呼吸の始まりです。

その呼吸は熱をつくり、体温が上がります。(火)
上がった体温は自身を動かす内燃機関となるべく、消化の火を点火。

食べた物を消化し、その栄養を全身に運ぶには、血液や体液など、流体が必要になります。(水)

その全てを、安定して機能させる形をもった身体が出来上がります。(地)
その大地に女神♀(シャクティ)は眠った…


この五大元素を立ち姿勢やアーサナでもイメージしながらおこなうと非常に楽しいものになります。

UZの解釈で立ち姿勢を下から考えてみました。
(何故下から?離ればなれになった女神♀が神♂に会いに行くんです!)
建物を建てるイメージ???
正に、Body is a temple.
レッスンに出られている方は聞き覚えのある表現もあると思います。


先ず(地)
これは足の裏です。
地面との接点です。
ここの安定は建物で言うなら基礎、植物で言うなら根っこに当たる大切な部分です。

次に(水)
股関節・骨盤部分です。
昨日も3つの体操の時に表現しましたが、骨盤は水に浮かぶ船の様に動く事が大切です。
地面にがっちりと固定されたリジットマウントの耐震構造ではなく、
ゆらゆら揺れながらも倒れないフローティングマウント、免震構造のイメージです。

そして(火)
肚・丹田・コア・・・
要の部分です。
神様に供物を捧げる為の火、と表現されるほど大切な部分。
下半身の揺れを直接上半身に伝えず、適度なパワーとして変換して伝えるダンパーの役割をしつつ、全身のエネルギーを作り蓄える、エンジンとバッテリーの役割でもあります。
下腹部の引き込みにより、点火します。
積極的に頑張るのはここまで・・・

構造としての最後に(風)
お腹に点火した火に安定した風を吹かせられるかは、呼吸にかかっています。
呼吸が悪いとエネルギーも安定しません。
DGではウジャーイ呼吸で安定したアグニ(火)を保ちます。
下部構造の安定があればこその安定した呼吸です。
そして、アグニからの光を上部構造に送り届けるのも胸の役割です。
胸から光りを発して!!!
レッスンに参加した方なら、聞き覚えのあるセリフですね。
胸を引き上げ、視線を高く・・・スポーツ選手にも必要な姿勢です。

仕上げの(空)
空と言うとどんなイメージでしょうか?
無くても在る、在っても無い。
色即是空・空即是色
言葉で表現しがたい、でも、強いエネルギーのぶつかり合いが無い、冷静で幸せな状態。
ヨガ的に表現するなら、サットヴァな状態?!

喉のバンダ、ジャーランダラ(ジャランドハラ)バンダによるウジャーイ呼吸によって、その上は静かな幸せな空間。
アーナンダ。
やはりこれも、下部構造の充実によって可能だと思うのです。
手を使うアーサナなら、
「胸からの光を両手、そして輝く笑顔で表現して!!!」
と言うのはこの為です。
表情は至福の笑顔。
両手の指先からは光を発している程に!!!


現代の生活は、上部構造は益々忙しく、下部構造を育てる事を忘れています。
感情が制御出来ないのも仕方がないかもしれませんね。

地・水・火・風・空
ヨガの世界観で姿勢を創造する。
そんなお手伝いになっていれば、幸いです。

次回からは、昨日の予告通り進めますね。
今日は理屈は一休みでした。(充分理屈っぽい???物語だと思って読んでください。(^^;;;)
お付き合い、ありがとうございました。

またお会いしましょう。

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by uz-ni-chan | 2014-11-03 16:43 | 姿勢について
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