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頂上は一点、しかし向かう道は無限。

こんばんは。
順調に進んでいる、「ヨガと姿勢」シリーズ。(勝手にシリーズ化)
この辺りでもう一度、確認します。

この内容はUZの経験と勉強を現在まとめて、書いているだけです。
それも、書きながら考えています。
レッスンでも、いつも言うように、
「皆さんよりは、多少経験と知識がある僕が提案する事は、聞いて損は無いと思います。が、最終的には身体に聴いて、身体が嫌がるなら、そちらの声を優先して下さい。」
です。
このブログが、正解でも何でもないです。
元々、「正解なんて無い!」と言っているのですから・・・

特にポーズの形については、正解なんてありません。
僕自身も目的によって、同じポーズでも方法は変えます。

ここでは、自ら望む姿勢を創りだす機能を育てるアーサナの提案と言った感じです。
目的を再確認したら、はじまりはじまりぃ・・・

先ずこれを見てください。
頂上は一点、しかし向かう道は無限。_c0072323_1643854.jpg

お馴染みダウンドッグです。

DGでは①(青いモデル)の様に指導します。
しかし、ヨガの本では②(ピンクのモデル)の写真なども良く見かけます。
比較として③(茶色いモデル)は初心者のダウンドッグです。

ダウンドッグは元々、犬の背伸びをイメージしたアーサナです。
背伸び・・・
背骨を伸ばす感じでしょうか???

お尻を引き、腕は前に伸ばし、気持ち良さそうに犬や猫は背伸びをします。
③では背伸びになっていませんね。(^^;;;
きっと本人も気持ちよくないでしょうね。

何故でしょうね。
考えてみましょう。

先ず、このタイプには、大きく二つ原因が考えられます。

1、肩が硬くて、普通に万歳が出来ない場合。
そんなの、年配者だけだと思いますか???
そうでもないんです。
最近は20代の女性でも、この状態の方が多いのです。
かなりの肩こりでしょうね。
このまま放っておいて良い訳ありませんね。

2、腿裏が硬い場合。
腿裏(総称をハムストリングスと言います)が硬いのに無理に膝を伸ばし、
重心が前に移動するとこのパターンです。
膝を伸ばすことや踵を床に着ける事に執着する人が結構いますが、
同じ執着するなら、背骨を伸ばす方にしたいものです。

この姿勢では、腕で体重を支えるので、非常に辛い状態になります。
この場合は膝を曲げて④(青小モデル)の様に指導したいところです。
しかし、上手くいかない場合も多いのです。
何故でしょう???

それは、股関節の引き込みが弱い場合に起こります。
骨格的にか、動かし方が下手なのか、腸腰筋が弱い(これは調べた訳ではありませんが、動き的には十分考えられます)もしくは使えてないのか、股関節の引き込みが弱いと、骨盤は後傾となり、腰が丸くなります。

チェアーポーズやランジで練習した、お尻を引く動きです。
この動きは、尻尾を立てる動き、と言い直す事が出来ます。

この動作が苦手な場合、チェアーポーズだと、下図の様な違いが生まれます。
頂上は一点、しかし向かう道は無限。_c0072323_1772281.jpg

左は適切に股関節を引き込み、尻尾が立った状態。
右は股関節が引き込めず、尻尾が下がった状態です。

どちらも、ダウンドッグにそっくりですね。
チェアーポーズは全ての基本って、一昨日のブログに書きましたね。

もう一度ダウンドッグに戻りましょう。
実は②(ピンクのモデル)も股関節の引き込みが甘い姿勢です。
身体は柔らかいけど、筋力が弱い人に多い形でもあります。

又は、伸びた感を目指すとこうなる場合もあります。
(実際は伸びた場所が変わるだけですが・・・)

コントロールして、わざとこの形にしているなら、問題ありません。
しかし、「こうなってしまう・・・」
のであれば、先ずは①(青モデル)を作ってみましょう。

②のダウンドッグは肩が詰まるので、気持ちよさそうに伸びている様に見えて、
割と辛い思いをしている人が多いのです。

そして、手が滑りやすい人もこの傾向があります。
肩が柔らかいので、かたが後ろに下がりすくんでしまうのが制御出来ないのです。
手が滑りやすいだけなら、まだ良いのですが、この位置、肩を痛めやすい位置でもあるのです。
注意が必要です。

①と②は全く別物です。
チェアーポーズの左右のモデルくらいの違いです。
解っていてわざとコントロール出来ているのであればいいでしょう。

そうで無いのであれば、一先ず背骨をニュートラルに近づけてホールド出来るように練習しましょうね。
③の方はまず④を目指しましょう。(④の指導方法にはコツがあります。勉強会でやりましたね。)

さあ、股関節の動きが上半身に影響を与える・・・ところまで来ました。
いろいろやってみてください。

ここも、細かい事を知りたい人は、直接会いに来てください。

勉強会では、アーサナの日に、この様に一つづつ丁寧に指導しながら、
それをどうヨガとして取り組むか・・・
を伝授しております。

来年から名古屋市内で日曜日コースも始まります。
DG Yoga を一から学ぶチャンスです!

興味のある方は是非お越し下さいね。
内容は濃いぃですが、めっちゃシンプルですよ!
それこそがヨガなんです。(^_-)-☆

では、また・・・
by uz-ni-chan | 2014-11-09 17:50 | 姿勢について
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