木を見て森を見ず・・・

こんにちは。
寒いですね。
まだ11月ですよね???
うぅ〜寒い。
張り切って行きましょう!!!

昨日の続きです。
昨日は肩甲骨の位置が腕の捻じれに影響を与えているお話をしました。
今日は、具体的に身体を動かしてみます。

本題に入る前に軽くウォーミングアップです。

先ず、気を付け!の姿勢で立ち、掌を正面に向けます。
これを、解剖学的基本立位と言います。
覚えておくと良いです。
この形を基本にしないと、解剖学の本を読んでも指示通りに身体は動きません。

この基本立位、掌を正面に向けても、まだ足りません。
肘先(肘頭といいます。)を真後ろに向けて出来上がりです。

一般的な日本人にはそれだけで、かなり胸を開いた感じがします。
極端な話、これだけでもかなり姿勢が良くなります。
手提げ袋を持つ時、この向きで持つと姿勢の改善になります。

さて、この基本立位から、掌を更に外に向けられるだけ向けます。
掌が外に向く位動きますね。
この動きは、肩関節の外旋と、前腕の回外が合わさった動きです。

では、反対に基本立位から、掌を内側に向けます。
いわゆる「気を付け!」の姿勢です。
一般の日本人なら、この方が馴染み深いですね。
そこから、更に内に捻じってみて下さい。
すると、一番外捻じりから一回転して、掌が外を向きます。
この動きは、肩関節の内旋と、前腕の回内が合わさった動きです。

では、この動きを分けて体験します。

基本立位で立ち、肘を直角に曲げます。(ウェイトレスがお盆を持つ感じ)
軽く脇を締めて、肘を固定します。
そのまま、お盆の物を落とさない様に腕を外に捻じります。(お盆が外に移動)
これが、肩の外旋。
そこから、同じく腕を内に捻じります。(お盆が左胸の前あたりに移動)
これが、肩の内旋です。

では、そのお盆の上に乗っている物を、外に落とす様に肘から先を外捻じりします。
これが、前腕の回外。
同じく、お盆の上の物を内側(身体の前)にこぼします。
これが、前腕の回内です。

腕を伸ばしていた時には、同時に動いて解り辛かった動き、整理出来ましたか???

腕と脚は似た構造ですが、この前腕の動き(回外・回内)が特徴的なんです。

肩と前腕の関節の動き(上腕と前腕とも言えます)を理解したら次へと進みましょう。
絵を見ましょう。
c0072323_1623294.jpg

四つん這いの様に床に手を着いた自分の腕を上から見下ろした図です。
赤い矢印は肘頭の向きです。
掌を床に着けたまま動かさず、肘が外向いたり、後ろ向いたりしますよね???

しない???
そりゃ、まずい。
リラックスしながら、動かしてみて下さい。

これが楽に動かなければ、手を着くアーサナは味わい深くなりません。
四つん這いになって繰り返してみて下さい。

反応の良い人は、この動きを夢中で繰り返すだけで、背中が動き出します。

肘を外に向けると、肩甲骨が挙上し・外転を強め、背中が丸いキャットポーズの様に・・・
肘を後ろに向けると、肩甲骨が下制し、やや内転(これはあまり強調しないほうがスムーズに背骨が動きます)しカウポーズのように・・・

こんな感じです。
c0072323_16304753.jpg

これは、無理やり動かすのではなく、もちろん考えて動かすのではなく、自然に動く事が良いのです。

練習、練習・・・

因みに・・・四つん這いの時と立位では、効率の良い肩甲骨のポジションは違います。
四足動物と、人間の肩甲骨の場所を観察すると違いが一目瞭然です。

力を入れたい時と、抜きたい時でもポジションは変わります。

この連載の初めに言いましたが、
やはり、決まった良い位置があるのではなく、いろいろと動かせる事が先ず大事という事です。

手や足と言う解り易い場所ばかり見て、
「木を見て森を見ず・・・」
にならない様に気を付けて下さい。

いやぁ・・・
ヨガの指導者って大変ですね。

こんな身体の事は「おまけ」なんですから。
でも、お客様は、こんな事を知りたがります。
それに加えて、ヨガを教えなければならないなんて・・・(^^;;;

ヨガのインストラクターになった頃、「大変な世界に足を踏み入れてしまった・・・」と思ったものです。

では、では。。。



次は・・・
どうしましょう???
まだまだ肩ですね。
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by uz-ni-chan | 2014-11-17 16:51 | 姿勢について
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