こんばんは。
明日は梅森勉強会です。 アーサナ3回目だんだんと深く自分を感じましょうね。 お楽しみに! この連載もあと少しでなんと一ヶ月!? 思い付きで書き出したのですが、奇しくも去年の秋の一ヶ月更新チャレンジと同じになってしまいました。 去年は「一ヶ月更新する!」が先だったし、内容は今回と全く違います。 同じ人間が書いているのか?! と思うほど、身体の事には触れていません。 良かったら、過去ブログをお読み下さい。「こちら」が去年の一ヶ月更新の始まりです。 ではでは、今日も姿勢シリーズです。 足・脚・骨盤・背骨・肩甲骨ときました。 そろそろ仕上げに入ろうかな・・・ と思っています。 今日は、肩甲骨と背骨(胸郭)が作りだす、姿勢、印象についてです。 骨盤の角度で背骨の状態が変わる。 骨盤・肋骨(胸郭)・頭蓋骨にはリズムがある。 と、今までお話してきました。 思い出して下さい。 これが、身体の軸を作ります。 そして、その軸の上に肩を形成し腕をぶら下げる肩甲骨の自由な動きについても話しました。 思い出して下さい。 姿勢が作りだす印象は、この二つが大きく関わりますが、かなりの誤解もあるようです。 先ずは背骨の動きです。 多くの人の悩みは、猫背と反り腰です。 反り腰とは、過度に腰椎が前湾した状態です。 腰椎は前湾しているのが普通ですので、「過度に」を見落とさないで下さい。 この反り腰は、腰が反りやすい人が楽をすると、どんどん反ってしまい、最終的に問題が起こる・・・ というタイプのもので、本人の意思次第で、かなり改善は可能です。 しかし、猫背・・・ これは難しい。 特に、ある程度年齢が進むと改善が不可能か、無理に改善しないほうがいいかも??? と思える事もあります。 その人の運動経験や体質にもよるので一概には言えませんが、50代に入ってから考えても正直手遅れです。 (改善は難しくても、悪くなっていく事はふせげます。諦めずに!!!) 40代でも怪しい。 30代なら、ある程度身体を動かしていた方か身体が柔らかいタイプであれば、何とか間に合うかも??? 20代でも、身体が硬い人や小さな頃から不活動の人はかなり努力が要ります。 何にしても、早い方がいいんです。 因みに・・・ 体操選手など、高度な柔軟性が必要なスポーツにおける柔軟性の基礎は、小学生までにつけるべき、と言われるそうです。 それより後になると、余程体質的に向いている人でもない限り、怪我が多くなったり、柔軟性が足りない選手になるそうです。 ヨガのアーサナも魔法ではありません。 大人になってから始めたヨガであれば、節度を持って取り組むことをお勧めします。 少し脱線しましたね。(^^; 戻ります。 猫背は、元々後湾している胸椎がより丸くなった状態です。 胸椎は肋骨という頑丈な骨で籠の様に結ばれているので、動きが少ないのです。 元々丸い胸椎は猫背になりやすい生活(椅子の生活など)により、より丸くなります。 しかし、初めから動きやすい場所では無い為、余程姿勢に気を付けて生活していないと、どんどん不活動になり固まってしまいます。 まーるく固まる。。。(^^; 昔なら、幼稚園児や小学生でも、 「背筋をのばして!!!」 「物差しいれるよ!!!」 と叱られたものですが、 今はどう見ても、注意された事の無さそうな若者だらけです。 そりゃそうですよね。 親世代の姿勢が悪いんだから。 大人になり骨格が形成されてから、この胸椎を伸展させようと思ったら、かなり強い意思と努力が要ります。 動かないところを動かそうとしても、動きやすい場所が動いてしまうのです。 例えば、「腰で反る」など・・・ 代償動作ですね。 例えば、「肩甲骨を後ろに引く」とか・・・ でも、根本的な解決にならないので、腰を痛めたり、肩を壊したりします。 次の絵を見てください。 ①のモデルは、猫背の人が胸を張ろうと肩甲骨を後ろに引いた図です。 苦しそう・・・(^^; 「良い姿勢って疲れます。」 と言う感想を述べる人達に多い姿勢です。 誤解です。 だって良い姿勢じゃないですから。(^^; ②のモデルは通常の背骨の人が姿勢を正した状態です。 見たからに楽そうですよね。 これが、「良い姿勢」です。 では、もう一つ。 ①のモデルは先ほどと同じ様に、猫背のままで肩甲骨を内転しようと肩を引いた状態です。 後ろから見た図・・・ 見てるだけで肩が凝ります。 昨日の「脇締め」にも共通する動きです。 それに対して、②のモデルは、先ほどと違い、背骨を伸ばしつつ肩甲骨を外転させた状態です。 何か、どっしりとした安定感・安心感がありませんか??? この姿勢を肩甲骨外放のポジションといい、一番肩がリラックスして動きやすい状態です。 見方によってはやや猫背に見えますが、本質的に違います。 「猫背気味に!」と指導するスポーツ指導者もいますが、聴く方が勘違いすると、とんでもない事になります。 本物の猫背は縦に丸い。 この外放のポジションは横に丸い。 殆どすべてのレディポジションです。 ゴルフ、野球、剣道など、全ての棒を扱うスポーツ。 バレリーナの立ち方。 相撲の立ち合い。 ボクサー。 ピアニスト。 バイオリニスト。 などの音楽家。 書道家。 料理人。 力まずにパフォーマンスは発揮したい全ての人に備わったポジションです。 猫背と勘違いしていませんか??? 観る目を育てましょう。 この外放のポジションは、似た表現として「ゼロポジション」とも言います。 ここは話すと長くなるので、興味がある方は調べてみてね。 (もう既に長いという説がありますが、序の口です。(^^;) 姿勢について、生半可な指導をするとその人の人生を狂わせかねません。 よく分からないうちに、人に聞いたから、習ったから・・・ 程度で教える人が多すぎます。 自分で納得するまで、自分の活動の中で真理を見出して下さい。 ヨガをしているなら、ヨガのアーサナで充分探求が可能です。 今日は猫背の誤解を解きました。 明日は、具体的な改善方法の提案をしてみますね。 お楽しみに。
by uz-ni-chan
| 2014-11-24 17:54
| 姿勢について
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